実験キットAoristos説明書
人工いくら篇

この説明書は安全に実験をするために絶対に必要です。
絶対に最後までお読みください。

実験に必要なもの

耐熱容器と鍋(もしくはポット)、新聞紙などはキットのなかに入っておりませんので、ご自身で用意してください。

人工いくらは「いくら」という名前が入っていて、実際に食品に応用した例もありますが、今回は食べないでください。

実験の手順

大人の方が実験手順をよく読んでから実験を行ってください。

人工じんこういくらのふしぎ

なぜ粒になるの?

④のこな乳酸にゅうさんカルシウム)の乳酸と⑤の粉(アルギン酸ナトリウム)のアルギン酸がが反応 はんのうしてアルギン酸カルシウムになります。
アルギン酸カルシウムは水に溶けないので乳酸カルシウムとアルギン酸ナトリウムがぶつかるところだけ固体こたいになります。
そしてその固体の粒同士はくっつきたがるのでまくになります。
よって、表面は膜でおおわれて、中が液体えきたいの粒ができます。

この反応は実生活じっせいかつ使つかわれています。

とてもやすい、イクラのわりのものとしてこれとおな原理 げんり で作られた人工じんこうにせイクラが実際じっさい られています。
また、この方法ほうほうでワサビあじのイクラのような変わりだね も作られています。

材料ざいりょうについて

材料ざいりょうは乳酸カルシウムとアルギン酸ナトリウムです。
乳酸カルシウムは水に溶けやすいのでゼリーなどにカルシウムを入れるときなどにも使われています。
アルギン酸ナトリウムはうまみ成分です。昆布のヌメリはこのアルギン酸ナトリウムが原因です。ただ、粉だけでなめると苦いです。
なめないでください

やってみよう!

イクラをさわってみてください。
ぷにぷにしていて長く触っていたい感触かんしょくです。(個人の感想です。)

締めの言葉

人工じんこう イクラの実験を通して、化学かがく世界せかいのふしぎをたの しんでいただくことができていたらさいわいです。質問等しつもんとう ございましたら、公式Lineか5aoristos@reabiz.jpまで。星光せいこう のことや趣味しゅみのことなどでも気軽きがるにご質問しつもん ください。

参考:人工イクラをつくろう!
乳酸カルシウム・乳酸カルシウムJ Calcium lactate | 814-80-2、28305-25-1 | 製造 販売 | 武蔵野化学研究所 | 武蔵野化学研究所|乳酸・アラニン・ピルビン酸のリーディングカンパニー

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